講演会
日本希土類学会第40回講演会
主 催: | 日本希土類学会 |
協 賛: |
日本分析化学会・
日本薬学会・
電気化学会・
日本材料学会・ 日本セラミックス協会・ 日本金属学会・ 触媒学会・ 日本物理学会・ 応用物理学会・ 日本磁気学会・ 粉体粉末冶金協会・ 高分子学会・ 日本表面真空学会・ 資源・素材学会・ 近畿化学協会・ 石油学会・ 有機合成化学協会・ 日本油化学会 |
後 援: | 日本農芸化学会 |
日 時: | 令和4年11月9日(水) 13:30〜 |
会 場: |
崎陽軒本店 5階 マンダリン(〒220-0011 横浜市西区高島2-13-12) https://kiyoken-enkai.com/honten/access (交通)横浜駅東口より徒歩1分 |
講 演: |
1. 「希土類金属の需要に関する近年の状況と今後の課題」 (東京大学) 岡部 徹 氏 概要: 社会が発展し、生活が豊かになれば、高性能の電子機器が数多く使われるようになる。日常生活では直接目にすることは少ないが、電子機器には多くのレアメタルが使われており、私たちは多種多様のレアメタルに囲まれて生活している。いまやレアメタル抜きには、私たちの生活は成り立たない。また、ハイテク製品だけでなく、省エネにもレアメタルは不可欠である。たとえば、ハイブリッド自動車や電気自動車の高性能モーターや蓄電池、太陽光発電用のパネルや制御器などは、レアメタルの塊と言っても過言ではない。このように、社会が発展すればするほど、多量のレアメタルが必要となる。今や、自動車は走るレアメタルの塊となっている。近年、脱炭素化社会を目指した動き、たとえば、自動車の電動化や再生エネルギーの利用拡大などに伴い、"世界規模でレアメタル需要が急増"しており、レアメタルの精錬やリサイクルに関する新技術の開発の重要性が一段と高まっている。しかし一方で、レアメタルの採掘や製造に伴い、海外では環境破壊が進んでいる。本講演では、希土類金属の需要や生産などに関する現状と課題について概説し、希土類金属をはじめとするレアメタルに対する誤解や偏見、さらには、日本では知ることが出来ない"裏の問題"についても紹介する。日本に蓄積されたレアメタルをリサイクルすれば、資源問題は解決するといった都市鉱山神話ならぬ誤解が蔓延しているが、レアメタル供給、とくにレアメタル資源のボトルネックやリサイクルの問題点について解説する。また、最近話題のレアメタルのリサイクルに関する環境問題や経済合理性等のジレンマ、リサイクルを実施する場合の問題点についても希土類金属を中心に解説する。 2. 「高温圧電センサ用酸化物単結晶材料の開発」 (埼玉大学) 武田 博明 氏 概要: 近年、高温下で動作可能な圧電センサが注目されており、例として、燃焼圧センサ、温度・圧力センサ、加速度センサ等が挙げられる。また、これらの用途に適した圧電単結晶材料も望まれており、新材料の研究開発が盛んである。本講演では、これまで報告されている高温用圧電結晶の特徴と開発状況を述べ、特に、ランガサイト系結晶や演者が近年注目しているメリライト型結晶の圧電特性と高温物性について紹介する。 3. 「希土類触媒による自己修復ポリマーの創成」 (理化学研究所) 侯 召民 氏 概要: 独自に開発した希土類触媒を用いることにより、従来の触媒では実現困難であった非極性オレフィンと極性オレフィンとの精密共重合に成功した。得られた共重合体は、空気中だけでなく、水や酸、アルカリ溶液中でも優れた自己修復性能を示す。講演では、重合反応の制御機構や自己修復機能の発現機構などについても紹介する。 |
参加費: (要旨集込) |
<令和4年10月19日までに支払い済みの方> ・日本希土類学会 個人会員: 1,000円 学生会員: 無料 維持会員: 無料 ・協賛学協会会員: 7,000円 ・学生(学会員外): 3,000円 ・その他: 10,000円 <当日支払いの方> (参加予約済みでも支払いが完了されていない場合を含む) ・日本希土類学会 個人会員: 2,000円 学生会員: 1,000円 維持会員: 無料 ・協賛学協会会員: 8,000円 ・学生(学会員外): 4,000円 ・その他: 11,000円 |
![]() 交流会(飲食なし): |
日時:令和4年11月9日(水) 17:00-18:00 会場:崎陽軒本店5階 マンダリンにて (懇親会は中止) |
![]() 交流会費: |
無料 |
参加申込締切: |
令和4年10月19日(水)
締め切りました |
支払方法: |
クレジット決済 または コンビニ支払い ※参加申込み後、別途 e-mail にて届く案内に従い、 期日までにお支払いください。 |
問合先: | 〒565-0871 吹田市山田丘2−1 大阪大学大学院工学研究科応用化学専攻内 日本希土類学会事務局 TEL 06-6879-7352 FAX 06-6879-7354 E-mail: ![]() |